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山岳信仰と里山
久保田集落の海側の入口近く、県道287号線(旧国道16号)の南東側尾根には出羽三山登山を記念した石碑と「富士嶽神社」と刻まれた石碑が建つ塚があります。

どちらの山も江戸時代より山岳信仰の対象として一般の人たちが訪れるようになり、久保田の周辺でも蔵波や姉崎などに同様の石碑や塚が見られます。
こうした石碑はいずれも見晴らしがよく利き集落にも近い高台、すなわち森林内にあることが多く里山の文化的な景観要素のひとつとなってきました。

自然や衣食住の面から注目される里山ですが、信仰や先祖の霊を祭る文化的な場でもあるのです。

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出羽三山の石碑は全部で5基。裏面には大正期から平成5年までに三山を訪れた地区の人たちの名前が刻まれています。
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「富士嶽神社」の石碑があるのは高さ2メートルほどの塚の上。
今では周囲に木が茂って見ることはできませんが、昔はここから富士山がよく見えていたはず。
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信仰の丘の下はこんな景色。
干潟の埋め立てが行われる以前は線路のすぐ向こう側は海で、隅田川の花火や東京タワー、白い帆を張った打瀬舟などがよく見えたことでしょう。
ちなみにここからもスカイツリーが見えるのではと期待していたのですが、コンビナートの真っ只中で無理でしたww
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written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-27 21:21 | 文化遺産 | Comments(0)
下って上って味覚の園へ
秋の里山歩きイベント当日。
数日前とだいぶ天気予報が変わり曇り空のもと散策をスタート。
参加者は40数人と少なめでしたが、みなさん健脚ぞろいで市街地の真ん中とは思えないほどの起伏に富んだ山道を2時間弱ほどの時間をかけて歩ききりました。

今日のコースは
自治会館桜ヶ丘幼稚園スカイツリーの見える丘マダケの竹林富士見えるかも橋迷路の小道竹林再生プロジェクト実施場所果樹園でした。

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スカイツリーの見える丘の上や斜面はセイタカアワダチソウが花盛り。
ツリーはこの天気なのであきらめていましたが、先端だけがモヤの上に顔を出していました。
※晴れた日の様子はコチラをクリック
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丘の上にはヨメナ?(ノギク)の群落が。
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富士見えるかも橋の上。ここでは「かも」はなく白い空がただ見えるだけ、空気が澄むこれからの季節に期待です。
ただ、いつ来ても長浦駅前平成通りの眺めは抜群です。
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道の途中で出会った地主さんに「ナタマメ」を分けてもらいました。
会員の方の話によると戦時中、出征する人にこれを持たせて戦地に送ったのだとか。
外地での無事を祈る意味合いがあったのでしょうか?
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竹林再生プロジェクトを実施している場所へと登る道。
登り切った尾根ではプロジェクトの説明や竹林ギャラリーを鑑賞してもらいました。
参加してくれた小学生の女の子は竹のブランコを楽しんでくれたかな。
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果樹園に到着すると準備されていた石焼き芋がちょうど食べごろ。
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芋掘りのほうは思ったよりも太いものもあってビニール袋はあっという間に一杯に。
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柿の収穫は高枝バサミではなく、切れ込みを入れた竹ざおで。実の付け根の枝を折ると地面からでも楽々収穫。
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本日参加してくれたみなさん、足元の悪い山道を長時間お疲れ様でした。
そして秋の味覚を楽しんでもらえたでしょうか?
次回12月5日のイベントでは趣向を変えて竹の炭焼き体験を行いますので、またの参加をお待ちしています。

written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-24 21:41 | 里山イベント日記 | Comments(0)
里山イベント直前準備
竹林再生プロジェクトの8回目は24日に迫ったイベントの下準備がメインでした。

竹林ではプロジェクトの進行状況を見てもらうための新しい散策路作りを、「憩いの広場」周辺では草刈りやサツマイモの生育具合の確認を行いました。
作業の結果はどちらも上々、日曜日にはみなさんのお越しをお待ちしていま~す。

イベントの詳細はコチラをクリック。

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作業後の「憩いの広場」でお菓子をつまみながらイベントの役割分担を相談中。
そういえばここをミーティングで使うのは久しぶりのこと。
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畑でさつまいもの試し掘り。
夏場の猛暑と水不足で生育具合が心配でしたがなんとかいけそうです。
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広場の周りの木に所かまわず巻き付いていたカラスウリのツルを片付けたらこんなに大量に。これだけいい色をした実がそろうと、おいしそうに見えてくるから不思議。
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written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-17 21:37 | 竹林再生プロジェクト | Comments(0)
きのこ街道
こんにちは。だらきんです058.gif




竹林再生プロジェクトに参加してきました!伐採範囲も斜面にまで進み、里山を歩く会のみなさんのおかげでここまでこれました。もちろん自分も竹林再生プロジェクトに貢献したいです066.gif


さて、一か月ぶりにかまくら街道を歩いたところ、道の隅には様々な種類のきのこがお出迎えしてくれました

作業中にもこんなものを採集・・

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シメジみたいです026.gifしかし素人の浅知恵は危険なので絶対に食べません。いろいろなきのこが生えているので、それを見て歩くのもこの季節のかまくら街道の楽しみの一つになりそうです


そしてなんといってもインパクトがあるのがこれ

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森の中にいきなりこれが現れたら、驚くこと間違いなしの存在感です。名前は見事に忘れてしまったのですが、森のボスきのこをぜひ見に来てください!


                                      だらきん

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-17 16:38 | 学生日記 | Comments(0)
雑木林の指紋
定例作業日の前日、竹林整備をしている「かまくら街道」沿いでドングリ拾いをしてきました。
ちまたでは山の木の実の不作を理由に熊が人里に出てきていると伝えられていますが、ここ久保田の里山ではほんの20分ほどでドングリが袋いっぱいに採れました。

ドングリはどれも個性的な形をしているので今まで何気なく見上げていた木の種類がわかり、まるでドングリは木の指紋のようです。
たくさん採れたこれらの実をどう利用したものかとただ今思案中。

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竹林再生プロジェクトのエリア内に生えていた大木はクヌギだったんですね。
竹の勢いに押されて上のほうにしか葉がありませんが、立派な実をつけていました。
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こちらがその実。
このまま暗い林床にあっても成長はできないので、持ち帰って育ててみることに。
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マテバシイの実と落ち葉。
会員の間では尾根の下にある子どもが遊べる「ぶら下がりの木」として知られる種類ですが「かまくら街道」沿いにもあったのですね。
元々は西日本が生育地で薪炭材を得るために東日本に持ち込まれたようです。
ちなみに一緒に写っている小さいドングリはコナラではないかと?
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written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-16 21:35 | 里山の四季 | Comments(0)
竹林さんぽ参加者募集中
里山を歩く会では今年の5月より人手の入らなくなった「かまくら街道」沿いの竹林の一部を、健全な竹林に戻す「竹林再生プロジェクト」を実施しています。
今回は整備された竹林のお披露目をかねた里山散策と、秋の味覚を楽しんでもらえるよう下記の日程でイベントを開催します。

集合場所へのアクセス方法はコチラをクリックしてください。
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『広報そでがうら』10月15日号より一部転載

written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-14 22:22 | イベント情報・参加者募集 | Comments(0)
猫も行く里山の道
袖ヶ浦市では地域型総合スポーツクラブが各地区にあります。
長浦地区にはNAGAX(ナガックス)というクラブがあり、毎年この時期にスポーツフェスタを開催しています。
今回で4回目のこの行事に、里山を歩く会ではウォーキング部門のスタッフとして参加し、里山を案内しました。
この日はさわやかな秋晴れに恵まれ、スカイツリーも富士山も見えました。50名を超す参加者は、秋の里山を堪能していました。猫1匹も参加あり。
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NAGAX(ナガックス)会場での参加者。出発前に注意事項の伝達です。

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ちょっと険しいけど自然豊かな森林を行く


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見るからに怪しいキノコ。かなりデカイ。


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この日は猫も参加してくれました。名前はミミちゃんです。


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途中の橋の上で小休憩。この橋の上から富士山が見えました。
めったに見ることができないので、会では「富士見えるかも橋」と呼んでいます。

by ヨッシー

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-11 15:52 | 里山イベント日記 | Comments(0)
果樹園の柿も食べごろ?
快晴の秋空のもと、久しぶりに果樹園を見に行ってきました。
前回、前々回の下草刈りで柿園、梅園ともに足元はすっきりとしていて、残った雑草も真夏のような勢いはありません。
視線を上に向ければ澄み渡る空にオレンジ色の実り。
気温は高いですが、季節はすっかり秋ですね~

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前の作業日の時にもらった柿はまだ硬めだった(個人的には硬いほうが好み)ので、今ぐらいが丁度いいのかな?
ここの柿の木は夏場の旺盛な雑草&ツル植物のパワーに押されたせいか、ふもとの木よりも一足早く葉を落としていました。
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柿の幹に巻きついたツル植物。厄介者ですが赤い葉が秋の訪れを告げているようです。
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果樹園の先、笠上観音へと通じる道の途中でみつけたツユクサは文字通り露の中。
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written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-11 15:34 | 里山の四季 | Comments(0)
かまくら街道の下道
快晴の体育の日、先日Nさんに教えてもらった「「かまくら街道」の下を通る道を散策してきました。
この道は「かまくら街道」のすぐふもとを南西方向に並行して走る谷津の道で、もとは谷津田などへの農道だったようです。
尾根の道と比べて日が良く差し込み、水分も豊富なためか街道筋とはまた違った植物を見ることができました。

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尾根側に咲いていた花はいくら調べても名前はわからずじまい。
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道は旧谷津田と比べて一段高くなっていて、少し下がった所にはミゾソバの群落がありました。
文字通り溝にはまっています001.gif
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「かまくら街道」への登り道、会で設置した竹製の手すりの根元には夏の抜け殻がひっそりと。
※道を登りきった尾根の様子はコチラをクリック
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最後にこの道、「かまくら街道」を差し置いて国土地理院の地図に載っていたりします。
農道が記載されているのは珍しいことではないですが、もとをたどれば尾根の「かまくら街道」が正規の道。昔のように記載が復活してくれるとうれしいのですが。

written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-11 15:05 | 里山の四季 | Comments(0)
モクズガニの冒険
久保田の里山と長浦駅前・蔵波の台地の間を縫うように流れている久保田川

前回の投稿では外来種をはじめとする魚類について触れましたが、今回はこの川を遡ってくる巨大ガ二について書いてみようと思います。

そのカニの名はモクズガニ
甲羅の幅が6cm程にもなる川に生息するカニとしては日本最大の種類です。
しかもこのカニ、繁殖期になると川を下って海で産卵し、その子どもが再び川に戻ってくる「ウナギ型」の回遊生活を送っているのだとか。

そんな生活サイクルをもっていると聞いて、ふとカニ目線でこの川の流域を見ると難所が至る所にある事に気付かされます。
下流域は住宅密集地プラス三面護岸で水質が悪い上に鳥などの天敵から隠れる場所がなく、中流域では暗渠に加えて人工の滝が何ヶ所も行く手をふさいでいます。

こんなコンクリートの川でも海と川をつなぐドラマが日々繰り広げられているのかと思うと、のどかに藻をついばんでいるモクズガニに自然のたくましさを感じずにはいられませんでした。
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ちなみにこのカニは食用として流通しているようですが、久保田川のものは水田やゴルフ場からの農薬の影響を受けている可能性があるので食用には向きませんのでご注意を。

written by  えい

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by SATOYAMA-walker | 2010-10-09 22:22 | 里山の四季 | Comments(0)