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竹林再生プロジェクト初日
湿度の高い梅雨空の下、今日から千葉大学園芸学部の学生さんと連携した「竹林再生プロジェクト」が始まりました。

竹林(モウソウチク)間伐場所は、会の設立当初に開通させた通称”かまくら街道”の南東側斜面、約200~250㎡の範囲です(ほぼテニスコート1面分)。
この場所はもともと広葉樹と針葉樹の混合林であったとみられ、竹林内には生木と枯死したヤマザクラや杉などが点在しています。
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作業を始めるにあたってプロジェクトの基本方針を以下のように決めました。

伐採基準
①更なる森林への竹林侵蝕を防ぐため、境界付近にある竹は皆伐。
②生木の周囲の竹は伐採。
③その他竹林は若い竹を残して1坪に1本程度になるよう間伐。

作業手順
①タイガーロープで作業範囲を区分 
②残す若い竹に紐で印をつける。
③倒れたり地面に転がる竹を斜面から作業場所へ運び、伐採作業をするための足場を確保する。
④伐採は地面から1mくらいの高さで行う。
⑤伐採した竹は重さと枝が嵩張り、動かすことができないので斜面で枝払いと幹を3m程度の長さで切断する。
⑥運べるようになった竹は、斜面の上下に設置した集積場所に移動させる。
⑦作業記録を残す(工数、人数、伐採本数、写真記録など)。

以上を確認したところで早速作業開始です。
竹林内は枯れて倒れた竹が多く、これらの片付けにまず時間を割くことになりました。
落ち葉でふかふかの斜面を上り下りしながら竹を”かまくら街道”まで引っ張り上げ、そこでナタやノコギリなど様々な道具を駆使して枝を落としていきます。
幹は簡単に切れるのですが、枝打ちはどの道具もうまく使いこなすことができず、一番うまくいったのは学生のS君が教えてくれた木の棒を使う方法でした。
面白いように枝が取れ、さすが竹のことを良く知っているなぁと関心しきりでした。

竹林再生プロジェクトの1回目は、こうして主に①から③の作業をこなして終了しました。
帰りのミーティングでは作業の反省点についていくつか意見が出ましたが、今日は長文になってしまったのでまた後日。

写真はあまりに作業に熱中していたため撮るのを忘れてました。
ですので、日をあらためて撮影したものを掲載します。

元々の雑木林に竹林が侵蝕。
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作業範囲をロープで区分。写真の内側が間伐する竹林。
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立ち枯れした竹も伐採。雨水が溜まって蚊が湧かないよう節の真上でカットしていることに注目。
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3m程度の長さにそろえた竹は集積場へ。
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by SATOYAMA-walker | 2010-06-20 22:22 | 竹林再生プロジェクト | Comments(0)
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